アイ・コラボレーション神戸は元町高架通のギャラリーの依頼で(ディープな雰囲気で有名な)モトコーを全天球映像に収め、こうべまちづくり会館で映像展示することになった。ノートパソコンとテレビをつなぎ、全天球映像のギャラリー機能をちょっとしたHTMLで実現できた。
I’d made the Motoko VR Gallery with my laptop, TV and a little HTML cording. Motoko is a name of space under railway viaduct in kobe-Motomachi famous for old and deep atmosphere.
要件
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モトコ―の全天球映像を8時間連続して再生できること
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連続再生でPCが不安定になってはならない
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インターネット環境のない地下ギャラリーのためスタンドアロンで動作すること
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YouTube等のストリーミング配信は不可
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ギャラリーの者はPC操作に不慣れなので極力操作を避け、電源スイッチオンで自動再生までできること
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ソフトウェアによる手動再生は不可
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映像切り替えも自動で行えること
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風景が360度自動で回転するとベスト
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モトコ―という場所を初めて見るお客さんのため、キャプションを表示すること
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説明文を見るためにマウス操作を必要としないこと
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採用した技術・構成
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Googleのオープンソースライブラリ、
vrview
を採用し、HTMLでギャラリーを作成-
長時間安定して全天球映像を再生できる
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iframe内で動作し、URLに引数を付加することででサイズ・再生ファイル等の指定が容易
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ノートPC上にHTTPサーバーを立ち上げ、スタンドアロンで動作するようにした
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PCが起動するとnode.jsでHTMLサーバーが起動し、Firefoxで全画面表示させるようにした
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複数のタブで開くケースを考慮し、自動再生は見送った
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代わりに動画か静止画を選べるシンプルな再生ボタンを配置した
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映像の自動切り替えは
jquery.prettyPhoto
を採用-
iframeに対応したギャラリーライブラリで、キャプションを表示することが可能
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風景の自動回転は時間の関係で実装を見送った
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キャプションは
jquery.prettyPhoto
で表現できた
実際のコード
GitHubに動画ファイルを除いたソースコードを公開した https://github.com/ickobe/motoko-vr
おまけ
GitHubに43円で作れるVRゴーグルの展開図を載せておいた
https://github.com/ickobe/vr-goggles-pattern